この記事はネットニュースやyoutubeで話題のスカウト狩りやスカウト会社ナチュラルについて解説しています。
スカウト狩りについては業界内でも話題になりましたし、ネットニュースで取り上げられるほどのインパクトがある出来事でした。しかし、ネット記事などを確認したところ真実もあるのですが間違った情報も多々ありました。
業界に詳しく無い人達が面白半分で書いているだけの内容が多かったため、スカウト専門サイトとしてこの話題の真実について述べたいと思います。
他サイトには掲載されていない真実について語っていきます。
スカウト狩りについて語るときは必ずスカウト会社ナチュラルについて語らなくてはいけません。実名を出すか悩みましたが、yahooニュースでも実名で報道されていたのでこの記事でもそれに倣います。
スカウト狩りとは?
スカウト狩りとはだれが呼び出したかわかりませんが、正確には「ナチュラル狩り」です。
ナチュラルに所属しているスカウトマンの顔を把握しているわけではないので、関係ない人まで巻き込んでしまったというわけです。では詳細について説明していきます。
原因はなに?
スカウト狩りの原因は「スカウトマンの引き抜き」です。
ナチュラルは恒常的に他社のスカウトマンを引き抜いていました。引き抜かれた会社が文句を言ってトラブルが発生しましたが、東京一の厄介者である双子の兄弟は逆切れをしてしまい、最終的にお互いのケツモチヤクザが間に入り解決しようとしました。
(スカウト業界でケツモチが出てくるほどのトラブルは年間でも数えるほどで、その全てがナチュラル絡みと言っても過言ではありません。新宿スワンの時代とは違って、今はみんな平和的に仕事をしていますし、揉め事を嫌っています。)
ケツモチのヤクザが仲介に入れば普通は解決するところを、まさかのヤクザをしばいてしまうと言うありえない行動にでました。
メンツをつぶされたヤクザが怒ってしまい、探し出そうとしましたが見つからないため、ああいう強硬手段にでたというわけです。実際、様々なスカウト会社に連絡がいき「ナチュラルの代表の連絡先を教えろ」「ナチュラルの代表を見つけたら連絡しろ」と言われていました。
ヤクザが探して指名手配のようになっていましたが、地元の西東京にいるため探し出せないため、末端スカウトマンを拉致しておびき出そうとした恐ろしい話です。
誤解しないでほしいのですが、スカウトの歴史何十年の中でここまで大きな事件はありませんでした。
移籍などは仕方ないことなので引き抜きになりませんが、ナチュラルは現場で声掛けしているスカウトマンと交流を持って引き抜くというご法度行為をしていたので、こんなことになりました。移籍はよくあるので問題になりませんが、ナチュラルに引き抜かれたスカウトマンがさらに引き抜くという悪質極まりない行為をしていたので、ヤクザが出てくる事態になったのでしょう。
誰が聞いてもナチュラルが悪いです。
対象者は誰?
スカウト狩りの対象者はナチュラルに在籍しているスカウトマン全員です。他の会社のスタッフも狩られたのでは?と思うかもしれませんが、実はそうではありません。
事前に狩りの情報は行き渡っていたので、対象者はナチュラルだけでした。
しかし悲惨なことに、情報が届かなかった弱小会社や全く無関係のホストが狩られてしまったという事実があります。服装で判断するしかないので、若くてブランド品を持っている男性は関係なくても狩られていたようです。
狩る側も人数が多く、歌舞伎町近辺で同時多発的に事件が発生していました。無関係なホストは名刺を提示して難を逃れた人もいれば、殴られてしまった人もいるようです。
弱小会社のスカウトマンもスマホを取り上げられてやり取りを確認されたということもあるようです。
警察への被害届も多かったようで実際に数人がすでに逮捕されていますし、今でも捜査されているようです。
スカウト会社ナチュラルについて
ここまでの情報は他サイトでも語られていますが、これから先の情報はスカウトに特化したサイトだからこそ語れる真実です。
ナチュラルと実際にトラブルを起こした店舗やスカウト会社の代表からも、詳しく話を聞いています。また、実際にナチュラルに所属して辞めたスカウトマンからも話を聞きました。
揉め事大好き
ナチュラルはわざと揉め事を起こす傾向がありました。なぜならば、他社から面倒な会社だと思われることでメリットを感じたからです。
例えば、ナチュラルの従業員が担当している女性を他のスカウトマンが声をかけたら難癖をつける事を繰り返せば、面倒くさくなって避けるようになります。これを繰り返せば自社の担当女性が他所に流れません。
20年前はこういったやり方をどこの会社もしていましたが、今ではデメリットの方が大きいのでやりません。やる会社はいかれているとしか思えません。
なぜならば、今のスカウト業界は横のつながりを大切にしているからです。キャバクラが強いところ、風俗が強い業者、出稼ぎが強い業者など分けられていて、他社に依頼して協力して共存しています。
また、今の時代は警察もすぐ動くので(実際今回の事件でも動きました)目立った行動は避けなければいけません。そもそも揉め事おこしてもヤクザにお金がいくだけで、損しかしませんから賢い経営者なら平和に活動しています。
犯罪者集団
ナチュラルに所属しているスカウトマンは犯罪者が多いです。
昔のスカウト業界は前科者もいましたが、今は普通の大学生や社会人の副業として勤務しているので犯罪者はいません。一般バイトと同様に一般人が多く、反社会的な人種はいません。
反社会的な考えを持っている人は今のスカウト業界にはそぐわないので、そもそも稼げず辞めてしまいます。
ナチュラルは時代に逆行した会社と言えます。
ナチュラルは今回のスカウト狩り以外にも事件を引き起こしています。それは未成年者(18歳未満)を風俗店に紹介したことです。
18歳未満は風俗店に勤務することはできませんし、もし勤務したら採用した店も裁かれてしまいます。しかし、彼らは反社会的な行動を得意とするのでそんな事はお構いなしです。自分たちがお金になれば未成年者の人権も店の将来も考えません。
身分証を会社ぐるみで偽装して女の子に渡して面接を受けさせて紹介していました。残念なことに被害者とも言える店もこの件では逮捕されてしまいました。
(実はこの件でもヤクザにつめられてしまい、謝罪としてヤクザになったという噂すらありますが正確な情報かはわかりません。)
犯罪をすることを前提にしているのでしょうか、彼らは飛ばしの携帯を使っています。名義人が違うので警察も調べられません。
一説では持続化給付金の詐欺の仲介も積極的に行っていたとも言われています。女性に暴力をふるうこともしばしばで、自分が紹介した店を無断欠勤したら家まで殴るこみに行っていたそうです。
信じられない話ですが、これは漫画の世界ではなく現実にやる人達が存在するのです。
辞められない
ナチュラルで働くスカウトマンは辞められません。
辞めようとすると家まで追いかけて来るという異常行動にでます。実際に私が聞いた話ですが、とある会社から引き抜きされたスカウトマンがナチュラルに移籍して、元いた会社と比較して働きにくいという事に気が付いて退社しようとしたら家まで脅しに来たそうです。
引き抜きの際には甘い言葉で誘って、実際働いてみるとブラック中のブラックで辞められずに苦しんでいる人達を何人も知っています。しかし、ルール違反をしたの人を救ってくれる人はおらず、自業自得と言える状況になっています。
今は会社名も変わっていますので、現役スカウトマンは引き抜きされたら注意してください。
普通のスカウト会社は登録制なので、そもそも退社する必要が無いため、辞める時にトラブルは一切ありません。
語られていない真実
ネットを見ていると〇〇一家が云々書いていますが、他のサイトから情報を得ただけで事件の真相について知っている人が書いているサイトは少ないです。
スカウトに特化したサイトだからこそ、今までネットに書かれていない情報について紹介していきます。
4000万円の謝罪金
ナチュラルは今回の件でヤクザに4000万円を支払ったと言われています。一説では1000万、2000万などと噂されていますが、最終的には4000万円が支払われる予定です。これは確かな筋からの情報なので間違いないでしょう。ただし、今後の展開では金額が変わる可能性もあることは否定できません。(こういった事件の謝罪金は金銭以外の方法で解決する場合もあるため)
では4000万円の謝罪金は妥当なのかについて考えてみましょう。
正直言ってこのくらい大きな事件の謝罪金としては安すぎると言えます。反社会的勢力側も逮捕者が出ている状況を考えると安すぎます。
1000万円程度であったら反社に暴力をふるえば普通に払う金額で、逮捕者が出て弁護士費用や報奨金なども加味すると4000万円でも安いと言えます。しかし、支払い能力まで考えるとこの程度が妥当ということなのでしょう。
当日に出勤禁止
実は多くのスカウト会社は実行日は新宿に出勤せず渋谷や池袋など他のエリアで仕事をしていました。
当日はケツモチなどから「スカウト狩りするから注意するように」というお達しがあったので難を逃れました。
先にも述べたようにスカウト業界は横のつ繋がりが強いのでネットワークを駆使して多くのスカウトマンに情報が行き届きました。しかし、不幸にも弱小会社やフリーランスには情報が行き届かず、関係ないのに被害にあってしまいました。
多くの人がプライベートで道を歩くときにもブランド品は持たないなど細心の注意を払っていました。関係ないのに絡まれたらたまったものではありません。
実行部隊は暴力団ではない
実は実行部隊は暴力団ではなくいわゆる半グレ組織から駆り出された人たちです。一般人からしたらどっちも反社なのですが、建前上は違います。
今回の事件は同時多発的にやる必要があったので大人数が必要でした。さらに街中でヤクザが暴力をふるえば確実に逮捕されてしまうので、実行部隊は別組織にしたと考えられます。
1年前にもヤクザに暴力
実はナチュラルは1年前にも同様の揉め事でヤクザを殴っています。
その時も引き抜きが原因でトラブルが起きて、喫茶店で話をしたのですが折り合いがつかず、仲介に入ったヤクザ一人に対して20人近い人数で囲って暴力をふるいました。
そのヤクザは西東京出身だったため、地元の力を借りてナチュラルの代表の身元を調べてもう少しで拉致できるところまできていましたが、今回の事件が起こってしまい話がながれてしまいました。
そっちは今も解決していないらしいので、ナチュラルは今後も狙われることになります。ただし、スカウト狩りのような事は二度とおこりません。逮捕されるということが明確になったので、関係ない人を巻き込んで追い詰めることは二度とないでしょう。
スカウトマンを始めたい方へ
スカウト業界の人が心配していることは「ナチュラルのせいでスカウト業界が衰退してしまうのではないか」ということです。
様々なネットニュースに取り上げられてしまい「スカウト=怖い世界」というイメージがついてしまい、新人バイトが入社しなくなってしまうのではないかということです。
確かに水商売で活動するので、怪しい会社は中にはあります。しかし、会社選びを慎重にすれば楽しく簡単に高収入を手にできる夢のある仕事です。
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スカウト業界に詳しい作者が様々な口コミを基にランキングを作成しています。スカウト狩りでも全ての会社が事前に情報を得ていたので被害にあっていません。反社会的な事は一切していないので、トラブルなく楽しく働くことができます。